「これは本革?」って聞かれたときに答えられる5つのポイント
レザーを使っていると、こんなようなことをたまに聞かれることがありませんか?
「それ本革?」「合皮とどう違うの?」
最近では合成皮革もどんどん進化していて、見た目だけでは判断が難しいことも。
でも、「本革ってどういいの?」と聞かれたときに、ちょっとした知識があると、革の魅力をもっと伝えやすくなるかと。
今回は、本革と合成皮革の違いを見分ける5つの視点をご紹介します。
① 手ざわりと質感
本革は、手に吸いつくような“しっとりした質感”と、どこか温かみのある手ざわりが特徴です。
(文章だとなかなか伝わりづらいですね。。)
-
表面に自然な凹凸
-
押すとやわらかく沈むような感触
-
時間とともに手になじんでいく
一方で、合成皮革は表面がとても均一で、サラッとした手ざわり。
最近は質感も本革に近づいていますが、“呼吸しているような感じ”が本革にはある、と言われることもあります。
② 香りのちがい
本革特有の香りは、なんとも言えない深みがあります。
よく「革のいい香り~」って言われますよね。
これも文章ではなかなか。。
この香りの正体、実はなめしやオイル、仕上げ剤などのブレンドによるものなんです。
革の香りについては前回ブログにも書いたのでぜひ読んでみてください!
ちなみに合成皮革は、PVCやPUなどの石油系原料を使用しているため、ビニールのような人工的な匂いがすることもあります。
③ エイジング(経年変化)の有無
皆さんご存知のとおり本革は使うほどに“味わい”が増すのが大きな魅力。
-
色が深くなったり
-
ツヤが出たり
-
シワや擦れが味になる
一方で、合成皮革は劣化=ひび割れ・剥がれが起きることが多く、経年変化はあまり楽しむことができません。
「育つ革」と「劣化してしまう素材」
この違いは長く使えば使うほど実感できると思います。
④ 裏面や断面の違い
本革の裏面(床面)は、起毛していて毛羽立っているのものが多いのが特徴。
切り口を見ても、繊維質で自然な断面になっています。
合皮は、人工の不織布や布が裏地として使われていたり、断面が不自然にツルッとしていたりします。
⑤ 値段のちがい(※一概には言えません)
「高いから本革、安いから合皮」と思う人もいるかもしれませんが、価格だけで判断するのは危険。
合皮でもブランド品などのデザイン料が高い・広告費をかけている・店舗や人件費のランニングコストが高いなど、バックグラウンドによって価格は高額になることもありますし、逆に本革でもアウトレット品などは安いこともあります。
でも、長く使って“育つ”という視点で見れば、本革のコスパはむしろ高いとも言えます。
もちろん、WRの商品も少しでも長く使ってほしいとの想いを込めて制作しています!
まとめ|「これは本革?」の返答
-
見た目では判別しにくくなってきた今、手ざわり・香り・育ち方を見ていくと、本革かどうかのヒントがたくさんあります。
-
本革は“個性”も“表情”も持っています。
合皮のような均一さはないけれど、そのぶん“その人だけの革”に育っていくのが魅力。
もし誰かに「それ本革なの?」と聞かれたら、上記を参考に本革と合皮の違いを伝え、本革の良さををちょっとだけ語ってみてください!
■ machi-yaプロジェクト 終了間近!
machi-yaの長財布プロジェクトは8月末までとなっております。
machi-ya特別割引の特典付きとなっているのでこの機会をお見逃しなく!
プロジェクトページはこちら>
❖ WR Leather Craft ❖
https://wrleather.shopselect.net/
Instagram / Facebook / X /公式LINE
関連情報