「原皮」とは?
革の源「原皮」とは?種類や特徴を知って革製品をもっと楽しもう
革は私たちの日常に深く根付いた素材で、バッグ、靴、財布、家具など、さまざまな製品に利用されています。しかし、革が製品になる前の「原皮」について知っている人は少ないのでは?
「原皮」は、動物の皮を処理した状態のもので、この段階からすでに「柔らかさ」「厚み」「耐久性」に違いがあり、最終的な革製品の品質や用途を大きく左右します。
今回は、革製品が生まれる前の「原皮」について調べました。
原皮の種類や特徴を理解して、レザーアイテムをもっと楽しみましょう!
原皮とは?革製品のルーツを知る
「原皮(げんぴ)」とは、動物の皮を剥いだ後、付着した肉や脂肪を取り除き、腐敗を防ぐために乾燥・保存された状態のものを指します。この段階ではまだ硬く、製品に適した柔軟さはありません。
原皮はさまざまな動物から得られ、それぞれに異なる特性を持っています。この特性が、最終的な革製品の質感や耐久性を左右するため、用途に合わせて適切な原皮を選ぶとのことです。
原皮の分類:重さと厚みによる「ハイド」と「スキン」
原皮は、重さと厚みによって大きく2種類に分類されます。それが「ハイド」と「スキン」です。これらは動物の種類や年齢、部位によって異なり、製品の用途に合わせて選ばれます。
1. ハイド(Hide):厚みと耐久性が魅力の原皮
ハイドは、牛や馬などの大型動物から得られる分厚い原皮です。通常、25ポンド(約11kg)以上の重さがあるものを指し、その頑丈さと広い面積から、以下のような製品に使われます。
- 家具(ソファ、椅子の張り地)
- バッグ(特に大型のトートバッグやビジネスバッグ)
- 靴(ブーツ、革靴)
ハイドの特徴
- 厚みと重さ: 頑丈で厚みがあるため、耐久性が高く、重量のある製品に最適。
- 高い耐久性: 繊維が密に詰まっているため、摩擦や引き裂きに強い。
- 加工の難易度: 厚みがあるため、カットや縫製に高度な技術を要する。
代表的なハイドの種類
- カウハイド(Cowhide): 牛の皮。最も一般的で耐久性があり、多様な用途に使用される。
- ホースハイド(Horsehide): 馬の皮。カウハイドよりも硬くて光沢があり、高級革製品に使われる。
2. スキン(Skin):軽くて柔軟、ファッション性の高い原皮
スキンは、羊、山羊、鹿、豚などの小型動物から得られる薄くて柔軟な原皮です。軽量でしなやかであることから、以下のような製品に利用されるようです。
- 財布や名刺入れ
- 高級バッグ(特に小型のハンドバッグ)
- 衣類(ジャケット、手袋)
スキンの特徴
- 軽さと柔軟性: 軽くて柔らかいため、身に着けるアイテムやファッションアイテムに適している。
- 繊細な質感: 薄くて滑らかなため、繊細なデザインや細かいディテールを表現できる。
- 耐久性の注意点: ハイドに比べて薄く、摩擦や傷に弱いため、取り扱いに注意が必要。
代表的なスキンの種類
- シープスキン(Sheepskin): 羊の皮。柔らかく保温性が高く、手袋やコートに使用される。
- ゴートスキン(Goatskin): 山羊の皮。軽くてしなやかでありながら丈夫で、財布やバッグに適している。
- カーフスキン(Calfskin): 子牛の皮。極めて滑らかで美しい光沢があり、高級財布やバッグに使われる。
原皮から革へ:加工の流れ
原皮は、いくつかの工程を経て、柔らかく耐久性のある「革」へと生まれ変わります。主な工程は以下の通りです。
- 剥皮(はくひ): 動物の皮を剥ぎ取り、付着した肉や脂肪を取り除く。
- 脱毛: 毛を取り除き、表面を滑らかにする。
- 鞣し(なめし / Tanning): 腐敗を防ぎ、柔軟性を与えるために化学処理を施す。
- 環境に優しい「タンニン鞣し」
- 耐水性が高い「クロム鞣し」
- 仕上げ: 染色や表面加工を施し、最終的な質感や色合いを整える。
まとめ:原皮を知ってレザーアイテムをもっと楽しもう
原皮は、動物の種類や部位によって「ハイド」や「スキン」に分類され、それぞれに異なる特徴があります。
また、エキゾチックレザーなどの特別な原皮も存在し、製品の高級感や独自のデザインを際立たせます。
レザーアイテムを選ぶ際には、製品の特性や用途に応じた原皮を理解することで、より愛着を持って長く楽しむことができます。
お気に入りのレザーアイテムが、どの原皮から作られているのかを調べてみるのも面白いかもしれません。
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