羊革(シープスキン)とは?
皆さんは羊の革=シープスキンをご存知ですか?
WRでは取り扱ったことがないので勉強も兼ねて調べてみました。
シープスキンって?
シープスキンとは生後1年以上の成羊の革のことをいい、羊革とも呼ばれます。その柔らかさと軽さが魅力の革素材です。
特に衣類やバッグ、財布など幅広く使われ、肌に吸い付くような質感と優れたフィット感が特徴。
ジャケットや手袋でも使われることが多く、そのフィット感と柔らかさが理由のようですね。
使われるアイテム
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ジャケットやコート
シープスキンは軽くて柔らかいため、着心地の良い防寒衣類に最適です。特に冬のジャケットやコートに多く使用され、体にフィットして動きやすく、保温性も抜群です。 -
手袋
シープスキンの柔らかさとフィット感は手袋にもぴったりです。肌触りがよく、寒さを防ぐだけでなく、しなやかなため手の動きを妨げません。 -
バッグや財布
シープスキンは染料の吸収が均等で色ムラができにくいので、カラフルなデザインのバッグや財布にもよく使われます。柔らかい質感と美しい仕上がりが特徴です。 -
靴やブーツ
柔らかく履き心地が良いシープスキンは、快適な靴やブーツの素材としても使用されます。特に防寒ブーツに使われ、ムートン加工されたシープスキンが内側に使用されることもあります。 -
インテリア用品
ソファやクッション、ラグなどのインテリアアイテムにもシープスキンが使われます。しっとりとした手触りが高級感を与え、居心地の良い空間を演出します。
シープスキンは、柔らかさと高級感を求められる製品に特に重宝され、幅広いアイテムで使用されています。
「ヘアシープ」と「ウールシープ」
羊革は大きく「ヘアシープ」と「ウールシープ」の2種類に分けられるようです。
ヘアシープは温暖な地域で育つ直毛の羊で、脂肪分や毛が少なく、繊維が緻密なため丈夫な革が作られます。一方、ウールシープは寒冷地に生息し、主にそのモコモコとした毛を活かしたウール製品やムートンに使用されます。
シープスキンとラムスキンの違い
シープスキンは柔らかく保温性が高いので、防寒衣類や手袋に多く使われます。脂肪分が多いため、しっとりとした肌触りもシープスキンの特徴です。
ラムスキンは生後1年未満の子羊の革で、より薄く、さらに柔らかいのが特徴です。ラムスキンは通常のシープスキンよりも希少で高価で、特にハイブランドのバッグや衣類に多く使用されていて、さらに希少な「ベイビーラムスキン」(生後半年以内の子羊の革)は、キメが細かく、美しい表面を持つため、特に高級品に使用されるようです。
お手入れと保護方法
- ブラッシング:馬毛ブラシなどで、ホコリやゴミを落とします。
- クリーニング:汚れや古い靴墨を落とすには、ユニクリームや皮革用クリーナーを使用します。
- 防水スプレー:薄く柔らかなシープスキンは乾燥しがちなので、防水・防汚効果と栄養効果のあるスプレーを使用します。
- 栄養クリーム:カスレや固さを感じてきたら、栄養クリームで保湿します。
他にも調べてほしい革がありましたらぜひ教えてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとう御座いました!
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