革製品は食べられますか?
財布やバッグの革は食べられる?
「革製品で使われている革は主に牛革だから食べられるのではないか?」
というような書き込みをたまに見かけませんか?
革製品の多くの場合、牛革や豚革、馬革などの動物の皮を加工したものです 。食べられる部分は確かに動物由来ですが、果たして革製品も食べられるのでしょうか?
実際に食べられるのか色々と考えてみました
革製品として使用される革は、食用とは異なる加工が施されています。
なめしや染色などのプロセスで、化学物質や重金属が使用されることが多く、これらは人間が摂取するのに適していなさそうですよね。
ネットの実例ではこんな風に紹介されていました
過去には、非常時に革を食べたという話をいくつか目にしました。
例えば、歴史的な大飢饉や極寒の探検中に、革の靴やベルトを煮て食べたという記録が残っているようですね。しかし、これらは生き延びるための非常手段であり、通常の食材として革を食べることはありません…(想像通りですよね)
また、私は見たことがありませんが、かのチャップリンが映画の中で革靴を茹でて食べるという有名なシーンがあるようですが実際の革ではなかったようです。黄金狂時代 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
どのように食べるのが良いのか?
もちろん、革製品を食べることは推奨しませんが、非常時にどうしても!という場合には、化学物質が少ないと考えられる部分を選んだら良さそうです。
勝手な考察ですが、以下のような部分が”比較的”安全と考えられます。(個人の考察・感想ですので実行しないでください)
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未染色の裏革(スエード):
- スエードは、革の内側を起毛させたもので、表面革よりも染色や仕上げに使われる化学物質が少ないことが多いようです。
- バッグの内側や靴のインソールに使われていることが多いです。
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床革(スプリットレザー):
- 表皮を取り除いた下層部分の革で、染色や加工が少ない場合があります 。(定かではありません)
- ベルトの裏側や財布の内側などに使用されやすいです。
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無添加のエコレザー:
- 一部のエコレザーは、化学物質の使用を制限して製造されているため、比較的安全と考えられます 。(あくまでも比較的です)
これらの部分を煮込んで柔らかくし、できるだけ多くの水で洗い流してから食べると、もしかしたら…と、考えられますが、それでも、健康リスクは避けられないため、基本的には食べないほうが良いですね。
財布などで使用している革を食べるリスク
上記でも書きましたが、財布やバッグなどに使用されている革は、染料や防腐剤など多くの化学物質が含まれている可能性が高いため、食べることで中毒や健康被害を引き起こしてしまう恐れがあります。
また、これらの化学物質は体内で蓄積し、長期的な健康リスクをもたらすことがありそうですね。
単純な消化不良も心配です…
まとめ
革製品を食べることは危険であり、通常の状況下では決して推奨されません。非常時には野草や木のみなど食べられそうな物を探すなど他の代替手段を探し、できる限り革を食べることは避けるべきと思います。
当たり前のことを長々と記載しましたが「食べられそうだけど、やっぱり食べないほうが良い!」という結論でブログを締めたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとう御座いました。
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